【新潟県のクラフトビール特集】ブルワリー&飲めるお店情報
更新日:2020.09.12 / 投稿日:2020.08.23
米どころ、酒どころとして有名な新潟県。
そんな新潟県ですが、意外にもクラフトビールが盛んな地域であることをご存知でしたでしょうか?
今回は新潟県のクラフトビールについて特集を組みました。ぜひご覧ください!
新潟県とクラフトビール
新潟県のお酒といえば日本酒!と思う方がほとんどなのではないかと思いますが、実はクラフトビールの人気も大いに高まっている県なのです。
新潟県は南北に長く伸びた県で、北から南にかけて下越・中越・上越の順にエリア分けされています。ちなみに最北端である村上から最南端の糸魚川までの距離は250kmをゆうに越えます。
また、日本海側に位置する海のある県でありながら越後山脈や信濃川なども有しており、ひとくちに新潟といっても地域によって特色が異なる自然環境に恵まれた県と言うことができるのです。
米どころとして知られている新潟は国内有数の日本酒産地として有名ですが、ビールに関しても全国や世界に誇れる優秀なブルワリーを有しています。
日本第一号地ビールである「エチゴビール」や、日本で初めて世界的なビアコンペティションで金賞受賞した「スワンレイクビール」のビールを飲んだことがあるという方も多いのではないでしょうか?
その他にも新潟ではマイクロブルワリーの開業が続いており、新潟の自然や原産品を活かした地元に愛されるようなビールが日々生まれています。
このように日本酒やワインだけではなく、クラフトビールにも強いという特徴を新潟県は持っています。さすがは酒どころ!
新潟県の代表的なブルワリー
全国や世界に名を馳せる有名ブルワリーから新進気鋭の作り手がいる新潟県。
ここでは新潟県を代表するブルワリーをご紹介していきます。
エチゴビール
エチゴビールは新潟県新潟市にある日本第一号地ビールメーカーです。
ビールという大きな世界を舞台に、「ロマンを語ろう、舞台に立とう!」のコンセプトのもとエチゴビールは今日も高品質なビール造りに取り組んでおられます。
エチゴビールのおすすめビール
スワンレイクビール
スワンレイクビールは、新潟県・阿賀野市に1997年に創業したクラフトブルワリーです。
スワンレイクの名前は、醸造所の近くにある「瓢湖」という白鳥が飛来する湖に由来しています。このことからスワンレイクの醸造所は「瓢湖屋敷杜ブルワリー」と呼ばれることもあります。
「新潟から世界へ」というビール造りをコンセプトに掲げており、海外からも高い評価を受けており、飲み飽きしないクリアな飲み心地がスワンレイクビールの特徴です。
これまで数々のビールコンペでの受賞暦があり、2019年3月時点では金・銀・銅合わせて126個ものメダルを獲得しています。
スワンレイクビールのおすすめビール
ライディーンビール
ライディーンビールは、新潟県・魚沼の日本酒「八海山」の蔵元として知られる八海醸造が製造するクラフトビールです。
ライディーンの由来は、日本酒はもちろんビールの仕込み水として使用される地元の名水「雷電様の清水(らいでんさまのしみず)」から名付けられています。ブランドの特徴である猿のイラストは、醸造場の周辺に生息する野生の猿からきているそうです。
豊かな自然環境の中で日本酒造りで培った醸造技術を用いて造られるライディーンビールは、清冽で心地よく体に染み入るような味わいがあります。
ライディーンビールのおすすめビール
ストレンジブルーイング
ストレンジブルーイングは、新潟県・南魚沼市にある小規模のブルワリーです。
クラフトビール好きに愛される東京・両国の老舗ビアバー「麦酒倶楽部ポパイ」の直営ブルワリーとしても知られています。
ストレンジブルーイングの特徴は、なんといっても酵母の自社培養技術を持っているところ。
酵母はビールづくりには欠かすことのできない原材料のひとつです。酵母の自社培養技術を活かしたストレンジブルーイングのビールには、そのビアスタイルに最適な酵母が使用されています。
また、魚沼の地で栽培されたホップや副原料を使ったユニークな味わいのもの銘柄も多くリリースされていますので要チェックです。
オラホビールのおすすめビール
- ゴールデンスランバー
胎内高原ビール
新潟県の北部に位置し、山形県とも接している胎内市(たいない)にあるクラフトビール醸造所です。
飯豊朝日連峰から流れ出る豊かな天然水、麦芽とホップ等の選りすぐった材料を使用し伝統製法に則ったビール造りが行われています。
「新潟らしいクラフトビールを世界へ」のコンセプトを掲げ、お米を原料にしたジャパニーズスタイルのビールを作っていることで知られているブルワリーです。
胎内高原ビールのおすすめビール
沼垂ビール
新潟市内にある発酵の町として知られる沼垂(ぬったり)で製造されるクラフトビールです。
沼垂は古くは港町として栄えた地域で、人の往来が多いことから醤油や味噌の蔵が多く建設されました。
その面影は現在も残っており、発酵の街として今でも清酒や味噌の製造が行われています。そんな沼垂の地で2016年に誕生したのが沼垂ビールです。
発酵の町らしく酵母の味わいが活かされた沼垂ビールは、フレッシュでありながら落ち着いた飲み心地が特徴です。
伝統のビアスタイルを踏襲しながらも、地元産の副原料を用いたユニークなビールも季節限定でリリースされています。
沼垂ビールのおすすめビール
- 荒波IPA
- 天野川ペールエール
妻有ビール
妻有ビールは、新潟県・十日町市で2018年に開業したブルワリーです。
十日町は新潟県内でも有数の豪雪地帯として知られており、豊富な自然に恵まれた地域です。
創業者の高木千穂氏は、東京でベルギービールとの出会いを経てビールの世界に惹かれるようになります。両親の故郷である十日町に移住してからはビールで町を盛り上げたいと考えるようになり、その思いで妻有ビールを立ち上げます。
厳選されたモルトやホップに加え、十日町の雪解け水で仕込まれた妻有ビールは優しく体に馴染むような味わいです。地元産のフルーツや蕎麦を使ったビールも多く、地域に密着したビールづくりが行われています。
妻有ビールのおすすめビール
- めでたしゴールデンエール
- 十日町そばエール
新潟県でクラフトビールが飲めるオススメのお店
新潟県でクラフトビールが飲めるお店をご紹介いたします!
酒どころ新潟ならではの美味しい日本酒や、豊かな海の幸もぜひご一緒に楽しんでください!
Beer Trip Olive(新潟駅近く)
新潟駅前のディープなエリアである「楽天地」にあるビアバーです。
新潟県内のビールはもちろん全国のクラフトビールを樽生で楽しむことができます。
タップ数は12種と多めで、ビアフライトメニューもあります。ビールの容量もS、M、Lと選べるので少量多数を飲みたいクラフトビールには嬉しいポイント。
3階建ての細長いつくりの店内も秘密基地感があって楽しい!
新潟駅万代口から徒歩5分程度の立地なので、サク飲みに最適です。ホテルに戻る前に軽く一杯ひっかけに行ってみては?
駅南ビアホール アマリロ(新潟駅近く)
新潟駅南口けやき通りに面するクラフトビール専門店です。
3タップある樽生ビールはすべて新潟県産をラインナップ。店長おすすめ地元ブルワリーのこだわりビールが楽しめます。ボトルビールの種類も充実しており、日本全国のホットなビールや海外の新進気鋭のブルワリーの銘柄も!
ビールの他には新潟の地酒やカクテルも取り揃えてますので、幅広い楽しみ方ができます。新潟駅南口エリアは飲食店も多数ありますので、0次会や〆の利用にもおすすめのお店です。
Quick Step Beers(新潟市古町エリア)
信濃川に架かる新潟市のシンボル「万代橋」を越えた繁華街、古町に店を構えるビール居酒屋。
カジュアルでお洒落な店内にはクラフトビールのボトルやポスターがずらり。タップ数は3つで、県内外の樽生ビールを取り扱っています。タイミングが合えば新潟県内のレアなビールが飲めちゃうかも!?
気の利いた美味しいおつまみがたくさんあるので、ビールがぐいぐい進んでしまいます。特にオススメなのはパリッとした食感がクセになる冷やしピーマン!
古町クラフトビール館(新潟市古町エリア)
新潟市の繁華街の古町にあるビアバーです。
タップ数は13種とけっこう多め!新潟県のクラフトブルワリーの銘柄を中心に、豊富なラインナップの樽生ビールを楽しむことができます。樽生の回転は早いので、ビールの品質はいつでもフレッシュです。
古町巡りの際に訪れるもよし、クラフトビールの飲み比べ目的で訪れるもよしです。種類がたくさん飲みたいときにはぜひコチラのお店へ!
沼垂ビアパブ(新潟市沼垂エリア)
沼垂ビールが直営する新潟市中央区のブルーパブです。
旧店舗・醸造所から引っ越しを経て、2020年8月1日に改めて新店舗がオープンしました。
古民家風の内装がどこか懐かしさを感じさせ、落ち着いた雰囲気の中で出来立ての沼垂ビールを楽しむことができます。
沼垂は新潟駅から歩いて15分ほどの距離にあります。
「沼垂テラス」と呼ばれる商店街の近くにお店があるので、観光の疲れをぜひフレッシュなビールで癒してください!
SWANLAKE PubEdo 修蔵(阿賀野市水原エリア)
白鳥の飛来地「瓢湖」すぐそばにあるスワンレイクビール直営のレストランです。
スワンレイクビールの上質なビールと、醸造所の地元である阿賀野市の名産品とのペアリングを楽しむことができます。
おすすめ料理はスワンレイクビールのビール粕を食べて育った阿賀野ブランド牛「あがの姫牛」!柔らかく風味豊かな牛肉の味わいはビールとの相性抜群です。
お店のすぐ傍にあるスワンレイクビールの名前の由来になった湖「瓢湖」は、シーズン中に約5000羽もの白鳥が飛来する観光名所です。
スワンレイクビールの美味しいビールと一緒に白鳥の優雅な姿を見学してみては?
Beerhouse³(三条市エリア)
Beerhouse³(ビアハウスキューブド)は三条市の繁華街、本寺小路にあるクラフトビール専門店です。
新潟産の銘柄をメインにした数種類のビールを飲むことができます。
自家製の燻製料理やスパイシーな多国籍料理はビールとベストマッチです。
15時オープンなので早めに飲み始められるところもGood!
職人の町である三条エリアの観光の際にぜひ立ち寄って見てください。
ちなみに店名の由来は数学の3乗と三条をかけているというわけではないらしく、なかなかに複雑です。
気になる方はお店のブログか実際にお店に行って確認してみてください!
ビール酒場Rhino(長岡市エリア)
新潟県長岡市の駅前にあるビアパブです。
ビールのタップ数は4種で、県内外問わずマスターお気に入りの銘柄が取り揃えられています。
客席近くの冷蔵庫にはレアなボトルビールが詰められており、マニアも納得の品揃えです。
店内はいかにビアパブといったお洒落な空間で、ビール欲がそそられるようなおつまみメニューが豊富に取り揃えられています。
長岡エリアといえば日本三大花火に数えられる長岡花火が有名です。
花火の前後に美味しいビールで一服したくなった時にはぜひ!
また、長岡は酒蔵の数も多いので酒蔵見学もおすすめです。
特に最近クラフトビール醸造をはじめた酒蔵「吉乃川」がいま熱いので要チェックです!
醸燻ビールラボ(十日町市エリア)
自然と芸術の地である十日町市の駅前にあるブルーパブです。
こちらのお店ですが、実は「醸燻(ジョークン)」という十日町発の新たなクラフトブルワリーが運営するタップルームなのです。
2019年に創業して自社の醸造所はまだ開設できていませんが、今後が楽しみな新潟県の新進気鋭ブルワリーです。
ブルーパブでは他社の工場を借りて製造した醸獯のオリジナルビールのほか、県内のクラフトブルワリーのビールやスパイスカレーを楽しむことができます。
十日町市は豊かな自然を活かしたアートや景勝地、そして体を動かすアクティビティがたくさんあります。
心と体をリフレッシュさせた後には、醸獯のフレッシュなビールで喉を潤しましょう!
SMOKE&BEER ORION(上越市エリア)
新潟県の上越エリア・高田駅前にあるクラフトビール専門店です。
8種類の樽生ビールと豊富な種類のボトルビールの品揃えがあり、豪快な燻製肉との組み合わせを楽しむことができます。
燻製料理の数々はどれも食欲をそそり、何杯でもビールをおかわりすること間違いなし!
シックなつくりの店内は落ち着いた雰囲気で、一人でもグループでも気軽に入れるような設計になっています。
上越エリアは高田の桜が観光名所として知られていますが、高田城や新しくできた「うみがたり」という水族館も通年楽しめるスポットそして人気があります。
上越エリアの観光のシメは美味しいビールと燻製料理で決まり!
まとめ
ということで今回は新潟県のクラフトビール情報をご紹介させていただきました。
新潟県は日本酒だけでなくクラフトビールも大いに盛り上がっています!
新潟を訪れた際にはぜひそこでしか飲めないレアなビールを楽しんでみてください!新潟ならではの名産品を使ったコシヒカリビールや枝豆ビールなんかもございますので!
それではまた