京都醸造「黒潮の如く」香ばしさと華やかさが絶妙に混ざり合うベルジャンスタウト

京都醸造「黒潮の如く」香ばしさと華やかさが絶妙に混ざり合うベルジャンスタウト

京都醸造「黒潮の如く」は、黒ビールの香ばしさとベルジャン酵母のフルーティーさが程よく合わさったベルジャンスタウトスタイルのビールです。

このビールの特徴
  1. ロースト×フルーティーのユニークな香り
  2. さっぱりしていながら旨味のある味わい

基本情報

価格500円(税抜)
内容量330ml
アルコール度数6.5%
IBU54
ビアスタイルスタウト
日本(京都)

醸造している京都醸造とは?

京都醸造は、ウェールズ出身のベン、アメリカ出身のクリス、カナダ出身のポールという異なる国籍を持った3人によって2015年に創業されました。

彼らのつくるビールのベースとなるのが、アメリカとベルギーのビールです。
様々な試行錯誤を繰り返しながら既存の枠に捕らわれない新しいスタイルを追求するアメリカンスタイル。
歴史と伝統を大切にしたこだわりと、独特で高度な醸造技術をもったベルジャンスタイル。
これらを掛け合わせたスタイルのビールを、彼らは最も得意としています。

また、興味のそそられる日本語で名付けられるユニークなビールの名前も京都醸造の魅力のひとつです。

京都醸造 公式サイト

スタウトってどんなビアスタイル?

スタウトは、いわゆる黒ビールの一種で、18世紀のアイルランドで誕生したビアスタイルです。
ロースト(焙煎)した大麦を使用しているため、漆黒色をした深煎りのコーヒーのような香りが特徴。
「スタウト」は英語で「強い、しっかりとした」という意味。

似ているスタイルでイギリス生まれのポーターが元にあり、違いは地域やブリュワリーによって様々ですが、比較的アルコール度数が高くロースト感が強いのがスタウトと言われています。

コンセプト

ネーミングについて: 世界最強の海流「黒潮」

黒潮は、日本の太平洋岸に沿って南から北に流れている世界でもっとも強い海流のひとつで、別名を日本海流とも呼ばれています。日本の太平洋岸を流れるこの海流は、やがて北太平洋へとつながっていき、そしてまた黒潮として戻ってくる流れを形作っています。ネーミングは単に色を想起させるだけではなく、この海流の流れそのものがちょうど今のクラフトビールの世界的な潮流を思い起こさせるものに通じるところがあることから、『黒潮の如く』としました。

出典:https://kyotobrewing.com/collections/bottle/products/kuroshio-no-gotoku-bottle

パッケージ

京都醸造の六角形のロゴマークが特徴的なデザインのシンプルなパッケージです。

ロゴマークの並びはどこが分子構造を思わせるような幾何学的な配置で、商品ごとに配置は異なります。
これはきっと何かを表しているはずなのですが…気になります!

京都醸造「黒潮の如く」を飲んでみた感想

苦味★★★
酸味★★
コク★★★★
香り★★★★
のどごし★★★

外観は非常に黒々とています。光にかざすとごくわずかにグラスのフチが茶色に見えました。
泡立ちはありましたが、持続は短いです。

香りにはしっかりとしたローストの風味があります。
コーヒーのような香ばしさと酸味。ウーロン茶や麦茶を思わせるようなニュアンスも感じられます。そしてベルジャン酵母のさわやかなフルーティーな香りもロースト香の奥にしっかりと感じます。

味わいはコクがありつつさっぱりしています。
ひと口含むとまずはドライな印象。その後からロースト系の香ばしい酸味と風味が押し寄せてきます。苦味は穏やかに感じられ、コーヒーの香りとココアを思わせるわずかな甘みが余韻に残ります。

バランスのいいベルジャンスタウトだと思いました。
さっぱりした印象な初めにありますが、中盤から余韻にかけてスタウトのボリューム感が現れます。ベルジャン酵母の爽やかさがこれまたいい味を出してくれます!
香ばしさとフルーティーさがちょうどよくせめぎ合っている面白いビールですので、ぜひ一度はみなさんも飲んでみてください。

京都醸造「黒潮の如く」はどこで買える?

京都醸造の公式オンラインショップでご購入いただけます。

「黒潮の如く」の購入はこちらから

CRAFT BEER TIMES 編集部
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