【JAPAN BREWERS CUP 2020】職人達こだわりのクラフトビールが集まるイベントに行ってきた!【イベレポ】
投稿日:2020.02.20
こんにちは!家でビールを飲む時は2種類のグラスに分けて飲んでいるCRAFT BEER TIMES編集部の熊倉です。
先日、JAPAN BREWERS CUPというビールのイベントに参加してまいりました!
JAPAN BREWERS CUPとは、神奈川県横浜の大さん橋ホールで開催されるビールイベントです。
このイベントの特徴はなんといてもビール審査会とビアフェスが一体となっているところ!
いつもよりも気合の入ったブルワリー達のクラフトビールを楽しむことができます。
今回はこのJAPAN BREWERS CUPに参加してきたレポートと、イベントのご紹介をさせていただきます!
ビールイベントに興味のある方には特にオススメですので、ぜひご覧くださいませ!
JAPAN BREWERS CUPとは?
JAPAN BREWERS CUPは、ビールの審査会とビアフェスティバルの2つが合わさったイベントです。
2013年から始まったイベントで、国内外の実力のあるクラフトブルワリーが集結し、ブラインドテイスティングによる審査が行われます。
ビール審査会の後には各ブルワリーのおすすめビールを飲むことができる一般向けのビアフェスティバルが催されます。
- イベント概要
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JAPAN BREWERS CUP 2020
【日時】2020年1月24日(金)~1月26日(日)
【会場】横浜大さん橋ホール
【入場料】500円(入場後に各ブースでビールやフードを購入)◆ イベントスケジュール
1月24日(金)16:00 – 22:00
1月25日(土)11:00 – 21:00
1月26日(日)11:00 – 19:00公式サイト:https://japanbrewerscup.jp/index.html
Facebook:https://m.facebook.com/JapanBrewersCup/- 一般向けのビールイベント開催期間は毎年1月下旬の金・土・日曜日の3日間。
- ビールの審査会はイベント前日の木曜日から始まり、金曜日の夕方に終了します。
- 審査会の結果発表は、ビールイベント初日の夕方に会場にて発表されます。
ビールの審査は下記の部門ごとに分けて行われます。
- ピルスナー部門:Pilsner style
- IPA部門:IPA style
- 濃色系部門:Dark style
- 小麦系部門:Wheat style
- ペールエール系部門:Pale Ale/Golden Ale
美味しいクラフトビールはもちろんのこと、美味しいフード屋台の出店や、豪華アーティストによるステージライブなども楽しむことができます。
※情報はJAPAN BREWERS CUP 2020のものです。
JAPAN BREWERS CUPの魅力
先述したとおり、JAPAN BREWERS CUPの特徴はなんといってもビールの審査会とビアフェスのイベントが一体となっていることです。
各ブルワリーはこの日のコンテストのために、腕によりをかけた最高品質のビールを仕込みます。
このイベントでは、そんな醸造家たちの熱い想いがいつにも増して込められたビールを飲むことができるのです。
さらに、審査会受賞ビールはイベントの最中にリアルタイムで発表されます。
この臨場感はなかなか他のビールイベントではなかなか味わえません!
JAPAN BREWERS CUPの参加方法
JAPAN BREWERS CUPの参加にはチケットは不要です。
直接会場で入場料金を支払い、各ブースにてビールやフードを購入する形となります。
ビールの価格は300円~で、グラスのサイズやビールの種類によって価格は変わります。
2020年のJAPAN BREWERS CUPでは、一部のブースで電子マネーやQRコード決済での支払いが可能でした。
しかし、全てのブースが電子決済に対応しているわけではないので、現金の用意もしておくことをオススメします。
JAPAN BREWERS CUP 2020に参加した感想
JAPAN BREWERS CUP 2020に参加してきましたので、その様子を少しだけレポートしたいと思います!
会場は大賑わい!
多くの方々が思い思いにビールを楽しんでおられました。
会場には様々なビールがありましたが、どうせ飲むなら受賞したビールを飲んでみたい!!
ということで、各部門のトップに輝いたブルワリーのビールを中心にレビューしていきたいと思います
※各部門の受賞ビール詳細はこちらに掲載されております
【IPA部門 1位】Revision Brewing「Revision IPA」
Revision Brewingは、IPAスタイルのビールを得意とした新進気鋭のアメリカのブルワリーです。
非常にフレッシュなホップの香りがします。
シトラス、松、そしてトロピカル。ホップを代表する3つの香りが全てバランスよく感じられました。
味わいはジューシーで程よい苦味があり、特筆すべきはそのクリーンな味の引き。余韻にはホップフレーバーのみが残ります。
これは納得の1位!
実はこのRevision Brewing、なんと【ペールエール部門】でもBlonde NVというビールが1位を受賞しております。恐るべし実力…!!
ブースは常に行列ができるほどの盛況ぶりでした。
ぜひ彼らの洗練されたホップの効いたビールを飲んでみてください!
【ピルスナー部門1位】Chuckanut Brewery「Pilsner」
Chuckanut Breweryはアメリカのブルワリーですが、ドイツのラガースタイルをメインに扱う珍しいブルワリーです。
非常に透明度の高いクリーンな黄金色の外観。
香りはモルトの香ばしさや、ハーブや花のようなニュアンスを感じます。
味わいは非常に軽やかな口当たりで、甘み程よく苦味は穏やか。モルトの余韻もありながら引っかかりがなく、とても飲みやすいです。
アメリカのブルワリーなのでホッピーなピルスナーを想像しましたが、モルトが効いた王道な味わいのピルスナーでした。
モルトのふくよかな香りとキレのいい味わい、そして爽快な喉越し。
ピルスナーの良いところを再確認できました!
【小麦系部門1位】箱根ビール「足柄ヴァイツェン」
箱根ビールは、神奈川県箱根にある「鈴廣かまぼこ」が手がけるクラフトビールです。
地元の名水「箱根百年水」を使ったまろやかで優しい味わいのビールを製造しています。
白い薄濁りの外観は口当たりの良さを想像させられます。
香りはヴァイツェン特有のバナナ香を強く感じますが、嫌な主張を感じないナチュラルさがあります。
とても柔らかな口当たりで、小麦の優しい甘みと風味が余韻いっぱいに広がってきます。とにかく優しさが半端なく伝わる、リラックスできる味わいでした。
実はこの箱根ビールのヴァイツェン、昨年のブルワーズカップでも小麦部門1位を獲得していたした。
2連覇を成し遂げた確かなクオリティのビールです!
箱根温泉に行った際にはこのヴァイツェンを湯上りに飲んで癒されたいと思います!
製造元の鈴廣かまぼことの相性も抜群かも…!?
【番外】AJB Co.「インペリアルコーヒーミルクスタウト」
AJB(Anglo Japanese Brewery) Co.は、長野県の野沢温泉にてこだわりの現在料を使った様々なビアスタイルに挑戦するブルワリーです。
AJBは、「King Kong Knee Drop」というウイスキー樽熟成のスタウトが【濃色系部門】で1位を受賞しています。
しかし、なんと私が飲みに行ったときには既に完売しておりました。
まだ昼過ぎだったのに…悔しい…!
今回はその代わりにこちらのAJBのインペリアルスタウトを飲んできました。
外観は真っ黒で、クリーミーな淡いブラウンの泡が印象的です。
爽やかなコーヒーの香ばしさが感じられます。
味わいはミルクスタウトらしいクリミーさとコーヒーのような酸味と苦味が程よく感じられます。
アルコール度数は8.5%と高めですが、それを全く感じさせない飲みやすさがありました!
まとめ
JAPAN BREWERS CUPは日本国内屈指の人気を誇るビールイベントです!
審査会に向けたブルワリー達の珠玉のクラフトビールを楽しむことができ、かなりオススメのイベントです!
例年通りであれば次回は2021年1月末に開催されると思われます。
ご興味のある方は、是非参加してみてください!