【フルーツビールとは?】フルーティーで苦くないビール!オススメの銘柄10選
更新日:2020.12.14 / 投稿日:2020.09.18
こんにちは!
健康のためにビール酵母サプリに手を出すか悩んでいるCRAFT BEER TIMES編集部の熊倉です。
「苦いビールは苦手!フルーティーでスッキリしてるお酒が好き!」
というあなたに是非オススメしたいのがフルーツビールです。
フルーツビールは、フレッシュでカクテルのような味わいを感じることができるのが特徴のビールです。
苦味をほとんど感じないものや、ホップの独特な苦味とは異なるフルーツならではの爽やかな苦味を感じる銘柄などが多くあります。
そのため、フルーツビールは特にビールの苦味が苦手な方にオススメのビールだと思います!
というわけで、今回はそんなバラエティ豊かなフルーツビールの世界をご紹介していきたいと思います。
- フルーツビールってどんな味がするの?
- どんなフルーツが使われているの?
- オススメの銘柄を教えてほしい!
今回の記事はこのようなフルーツビールにまつわる内容となっております。
ぜひ最後までご覧ください!
フルーツビールとは?
フルーツビールとは、その名の通りフルーツが使われたビールの総称です。
フルーツビールには通常のビールには感じられない、原料由来のフルーティーで個性豊かな風味が感じられます。
使用されるフルーツの種類はレモンやオレンジなどの柑橘はもちろん、マンゴーやパイナップルなどのトロピカルフルーツ、ぶどうやサクランボなどのベリー系など様々です。
そのようにフルーツビールには個性豊かなフルーツが使われることが多く、その原料の多くが地場産であることからより地ビールに近い特徴を有しています。
また、フルーツは旬のものが使われることから、季節限定でリリースされる銘柄も多いです。
ちなみにフルーツビールの起源は、ベルギーのランビックにフルーツを漬け込んで飲みやすくした「フルーツランビック」であるとされています。
また、フルーツビールの作り方は様々な方法があります。
果実や果汁を麦汁に混ぜて発酵させるタイプや、完成したビールに果汁を加えたり果実を漬け込んだりするタイプがあります。
完成したビールにフルーツを加えるタイプのほうが、ビールにフルーツの甘味が残りますので、より果実の風味をダイレクトに感じることができると言われています。
フルーツビールとビアスタイル
フルーツビールは、ビアスタイルの良さを際立たせる効果を持っています。
ブルワーはビアスタイルの特徴と使用するフルーツの個性を理解し、互いの良さを引き立て合うレシピでフルーツビールを仕込むのです。
例えば、ピルスナーに柑橘系のフルーツを使うことによって、ピルスナーの爽やかな喉ごしをより引き立たたせてくれたり、柑橘系の香りが特徴のホップが使われたIPAには、同じく柑橘系のフルーツを加えることで香りの強さと複雑実を増すことができたりします。
また、酸っぱいビールであるサワーエールとフルーツの相性も抜群です。
サワーエールの旨味を感じる酸味と、フルーツの爽やかでジューシーな甘味と酸味が組み合わさることによって、より複雑な風味を生み出すことができます。
編集部厳選!オススメのフルーツビール10選
それではCRAFT BEER TIMES編集部で選んだオススメのフルーツビールをご紹介していきたいと思います。
気になるフルーツで選んでよし、お気に入りのビアスタイルやブルワリーで選んでもよしです。
フレッシュで爽やかな銘柄を揃えましたので、ぜひ飲んでみてください!
1. サンクトガーレン「湘南ゴールド」
神奈川県が育成したオレンジ「湘南ゴールド」を使ったフルーツエール。
オレンジマーマレードのようなコクと、果皮から抽出される爽やかな苦味が飲むものを虜にします!夏の風物詩ともいえる人気の銘柄です。
※春夏限定商品です
2. 常陸野ネストビール「だいだいエール」
オレンジの風味を豊かに感じるフレッシュな味わいのフルーツIPAです。
副原料に常陸野産の「福来みかん」が使用されており、香り高い柑橘の清涼感と心地の良い苦味が味わえます。
3. ブルーマスター「あまおうノーブルスイート」
いちごの甘酸っぱさがたっぷり詰まったフルーツエールです。
福岡県産の高級いちご「あまおう」をふんだんに使った、苦味と甘味のバランスが絶妙な1本。
甘口ビールやいちご好きな方はぜひこちらを!
4. Stone Brewing「Tangerine Express IPA」
柑橘のアロマとしっかりとした苦味を楽しめるフルーツIPAです。
副原料に大量のタンジェリンと少量のパイナップルを使用。
ひと口飲めば常夏気分なフレッシュでジューシーな味わい!苦味もしっかりで飲みごたえあり。
5. ブリュードック「エルビスジュース」
5種類のホップとグレープフルーツのフレーバーが混ざりあうフルーツIPA。
ホップの爽やかでアロマティックな香りと苦味、グレープフルーツのはつらつとした清涼感と苦味の組み合わせが最高!
グビグビ飲めてしまう抜群の飲みやすさがあります。
6. 南信州ビール「アップルホップ」
長野名物のりんごを使ったこだわり溢れる味わいのフルーツエールです。
南信州のりんごをシンプルに絞ったピュアな果汁は、ビールにほんのりと優しい甘味を与えます。
すっきりさながらコクのある味わいが特徴です。
7. 独歩ビール「マスカットピルス」
岡山県産のマスカットを使用したすっきりした味わいのフルーツピルスナー。
マスカットの天然果汁が生み出す瑞々しさと、ピルスナーの爽やかな喉ごしがベストマッチ。
ほんのりと感じるフルーティーなぶどうの香りがたまりません!
8. 北海道麦酒醸造「メロンエール」
夕張メロンの芳醇な風味を感じるフルーツエールです。
メロンジュースを思わせるかのような甘く熟した香りが感じられ、苦味もなく飲みやすい仕上がり。
リッチな味わいなのでデザートビールとしておすすめです!
9. リンデマンス「フランボワーズ」
ラズベリーの甘酸っぱさがたっぷり感じられるフルーツランビックです。
酸味の強いランビックに、ラズベリーの可愛らしい甘酸っぱさがよくマッチしています。
甘味がありアルコール度数も低いので、お酒が苦手な方でも飲めてしまいます。
10. ブーン「クリーク」
さくらんぼを漬け込んだ、優しい味わいのフルーツランビックです。
ランビックならではの強い酸味と旨味の加え、さくらんぼの豊かな果実味を味わうことができます。
味わいのバランスが取れているので、食中酒としてもおすすめ!
フルーツビールに合わせるオススメの料理
フルーツビールには多種多様な味わいがあります。
ベースとなるビアスタイルの違いや、使われるフルーツの種類によって料理との相性も変わります。
そんなフルーツビールと料理のペアリングの一例をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください!
フルーツビール×キャロットラぺ
キャロットラペは、にんじんの細切りを酢と塩、スパイスなどで和えたおつまみです。
塩気と酸味が効いており、ここにフルーツビールのフレッシュな酸味と甘味がピタリと合います。
キャロットラペには柑橘系のフルーツやレーズンなどを加えることもあるので、それと同系統のフルーツを使ったビールの銘柄を合わせられるとベストマッチですね!
フルーツビール×スパイス炒め
フルーツビールはスパイス料理ともよく合います。
クミンやコリアンダー、マスタードなどを使ったスパイシーで香り豊かな炒め物には、爽やかタイプのフルーツビールを合わせてみてください。
ビールのフルーティーで清涼感のある香りと酸味が、刺激的なスパイス料理の味わいにアクセント加えてくれます。
中華料理やメキシコ料理、東南アジア系、中東系などのスパイスが効いたお料理にはぜひフルーツビールを合わせてみてください。
新しいビールペアリングの世界が体験できちゃうかも!?
フルーツビール×クラッカーのブルーチーズ乗せ
ブルーチーズは独特の風味と塩気が強いチーズです。
これに対してふつうのビールを合わせても、なかなか上手く馴染むことはありません。
そんなくせ者のブルーチーズには、甘味と酸味をしっかりとしたフルーツビールを合わせてみましょう。
ブルーチーズの持つ塩気とクセを和らげつつ、足りない味わいをフルーツビールが補ってくれます。
ブルーチーズには蜂蜜がかけられることが多いので、甘めのフルーツビールを蜂蜜に見立てて合わせてみましょう。
まとめ
以上、今回は個性豊かなフルーツビールについて特集させていただきました!
フルーツビールはビール初心者向けのビアスタイルだと思われることもありますが、一度美味しいフルーツビールを味わうとその奥深さにのめりこんでしまうほどのポテンシャルと多様性を秘めています。
懐が深く様々な人を魅了しているところが、フルーツビールの大きな魅力だと思います!
まだフルーツビールを飲んだことない人は是非飲んでみてくださいね!
それではまた!