ヴェルハーゲ醸造所「ドゥシャス・デ・ブルゴーニュ」複雑な酸味と甘み!ベルギー伝統のレッドエール
投稿日:2019.12.04
商品概要紹介
ヴェルハーゲ醸造所「ドゥシャス・デ・ブルゴーニュ」は、強い酸味とオーク樽風味が特徴のフランダース・レッドエールスタイルのベルギービールです。
- 基本データ
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値段:605円(税込)
内容量:330ml
アルコール:6.2%
IBU:-
ビアスタイル:レッドエール
国:ベルギー
醸造しているヴェルハーゲ醸造所とは?
ローデンバッハ醸造所と並ぶ歴史あるフランダースレッドエールの作り手です。
由緒あるヴェルハーゲ一族によって16世紀からビール造りが続けられています。
醸造所の設立は1885年で、当時からブロンドエールやレッドエールを製造していましたが、第一次世界大戦時にドイツ軍によって醸造設備を持ち去られてしまいました。
1937年には2代目にあたるヴェルハーゲ兄弟が醸造を再開。ピルスナーやフルーツビールを造り始めました。
しかし、第二次世界大戦の勃発で再び醸造所は困難な状況となります。
戦争の影響から原料不足となりビール醸造は満足にできず、戦争が激化した頃には爆撃によってまともな商売ができなくなりました。
戦後、ヴェルハーゲ醸造所は一族の3代目によってビール造りを再開します。
当時のビール市場は爽やかなピルスナータイプが主流となり始めていた頃ですが、あえて彼らはフランダースレッドエールを始めとするベルギー伝統のビールを造り続けました。
近年になって地ビールやクラフトビールへの人気が高まったことから、地域に根ざしたヴェルハーゲ醸造所のビールは徐々に世界から評価されることになります。
現在は第4世代目のカール・ヴェルハーゲと彼の姉妹によって醸造所は経営されています。
レッドエールってどんなビアスタイル?
レッドエールとは主にベルギー発祥のレッドエールとアイルランド発祥のレッドエールの2つがあります。
ベルギー発祥のフランダースレッドエールは特徴ある酸味があることから、サワーブラウンとも呼ばれて、香りはエールビール特有の柑橘系の香りがします。
また、アイルランド発祥のアイリッシュレッドエールはアルコールの度数がフランダースレッドエールより低めに設定されていて、モルトの香りが特徴です。
ヴェルハーゲ醸造所「ドゥシャス・デ・ブルゴーニュ」のコンセプト・パッケージについて
コンセプト
ベルギーの西フランダース地方に古くから伝わるレッド・ビールの傑作。オーク樽熟成がかもし出す独特の酸味と、上品な甘さの絶妙なハーモニーが特徴。
出典:http://beershop.jp/smp/item/83458.html
パッケージ
特徴は何と言っても大きく描かれた絵画のようなタッチの女性のイラストです。
このビールの名前「ドシャス・デ・ブルゴーニュ」は、フランス語で”ブルゴーニュ公国の侯爵夫人”という意味があるそうです。この女性はそのブルゴーニュの侯爵の娘さんがモデルになっているとされています。
少し調べてみると、彼女は父と共に悲運な最期を迎えたようです。
それを踏まえた上で改めて女性のイラストを見ると、どこか憂いを含んだ悲しげな表情に見えてきますね。
ヴェルハーゲ醸造所「ドゥシャス・デ・ブルゴーニュ」を飲んでみた感想
苦味 | ★ |
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酸味 | ★★★★★ |
コク | ★★★★ |
香り | ★★★★ |
のどごし | ★ |
- 編集部感想
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ほぼ黒に近い茶色の外観ですが、グラスを光にかざすとフチに赤さが見えました。豊かな泡立ちがありますが、持続は弱めです。
香りはかなり複雑でユニークです。
ベルギー酵母からくるフルーティーな香りや、熟成によるナッツやカラメルを感じさせるコクのある香りがあります。そしてなんといっても酸味を感じる香りが特徴的です。酢酸のようなツンとくる強い酸味のニュアンスが感じられます。味わいは非常にインパクトがあります!これはビールなのか!?というほどの衝撃。
とてもはっきりとした強めの甘みと酸味をはじめに感じます。苦味はほとんど無く、特徴的な酸味が旨味を伴いながら後味まで続きます。そしてオーク樽から来るワインのような独特な風味が鼻から抜けていき、心地いい余韻を楽しめます。ナチュラルワインに似たような風味があって面白いです!ユニークですがクセになる味わいでした。
酸味は強いですが、ランビックほどではないと個人的には感じました。酸味よりもオーク樽のキャラクターを強く感じるため、ワイン好きにはオススメのビールです。
ブルーチーズやラム肉など料理も個性派を合わせてみたいです。味が濃いのでロックで飲んでもいけそうです!
ヴェルハーゲ醸造所「ドゥシャス・デ・ブルゴーニュ」はどこで買える?
Amazonや楽天などのオンラインショップでもご購入いただけます。