ガイコツの意味とは?圧倒的な個性派「デッド・ガイ・エール」
更新日:2019.08.13 / 投稿日:2019.06.14
商品概要紹介
「デッド・ガイ・エール」は、アメリカのオレゴン州で有名なローグ・エール醸造所が製造しているドイツスタイルのメイボックビールです。
- 基本データ
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値段:1本あたり578円(税込)
内容量:355ml
アルコール:6.8%
IBU:40
ビアスタイル:メイボック
国:アメリカ(オレゴン州ニューポート)
醸造しているROGUE Alesとは?
ROGUE Alesは、1988年創業のアメリカのオレゴン州にある醸造所。
現在ではクラフトビールの街といっても過言ではない同州では、パイオニア的な存在。
自社農場も持ち、ビールの原料となるホップ等を自らで栽培し独自のビールを数多く製造しています。
「Dare – Risk – Dream」が醸造所のモットー。
訳すと、「恐れずに、危険を顧みず、夢に向かう」といった感じでしょうか。
ROGUE Alesは老舗ブリュワリーにもかかわらずに実験的なビールを多く製造していて、「何かやってくれそう」とクラフトビールファンが期待を寄せるブリュワリーです。
メイボックってどんなビアスタイル?
メイボックは、所謂「5月のボック」。ドイツの伝統的な製造方法で造られる下面発酵のビールスタイルです。
ボック(=Bock)とは、ドイツ語で“強いビール”のこと。冷蔵設備のない昔は、秋に収穫した麦を使って冬の間にだけビールを仕込んでいたとか。また、ボックのような深い味わいのビールは、味を落ち着かせるために長期熟成が必要で、その熟成を経てビールが美味しくなるのは5月頃(=May)だったために「メイボック」と呼ばれています。
モルトの芳醇な香りとやや高めのアルコール度数が特徴的で、通常のボックと比べるとドライで苦味が感じられるスタイルです。
「デッド・ガイ・エール」のコンセプト・パッケージについて
コンセプト
GRATEFULLY DEADICATED TO THE ROGUE IN EACH OF US.
出典:https://www.rogue.com/beers/dead-guy-ale
“感謝の意を込めて一人ひとりのなかに在るローグに捧げる”
パッケージ
ガイコツのイラストに「Dead Guy Ale」の文字だけがあり、少々不気味な見た目。
どうして「デッド・ガイ・エール」なんて名前なのか?調べると色々な説明がありましたが、どうやら1990年代にかつて存在したポートランドの「Casa U Betcha」というレストランで、万霊節(キリスト教の教えで死者の魂に祈りを捧げる日)のために造ったプライベートブランドのビールだったそう。つまり、亡くなった友人や家族に祈りを捧げるときに乾杯したビールだったという説明です。
名前の由来やパッケージが表現していることを探ってみると、実は色々なシーンで飲めるビールだったんだと気づきます。俄然、デッド・ガイ・エールに興味が湧いてきました!
「デッド・ガイ・エール」を飲んでみた感想
苦味 | ★★★★ |
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酸味 | ★ |
コク | ★★★★ |
香り | ★★★★★ |
のどごし | ★★★ |
- 編集部感想
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初めて頂くメイボック。
ローグは以前にも「ヘーゼルナッツ・ブラウンエール」をレビューしてその個性的な味を堪能しましたが、今回はかなり尖った印象のある「デッド・ガイ・エール」をレビューします。
まずグラスに注ぐと、すぐにフォーミーな泡が立つと同時に、芳醇なモルト感とフルーティーな甘みのある複雑な香りが漂います。どこかで嗅いだことがあるけど、何だっけ・・・?と、すぐにはイメージが浮かばないくらい、今まで味わったクラフトビールとはまるで異なる香りを醸しています。
メイボック初心者なので広い心でお許し頂きたいのですが、率直なイメージは、焼きたてのパン、ぬか漬け、洋酒といった香り。自分でもどんなビール!?と、頭が追いつきません。
実際に飲んでた第一印象は、「これがビールなの!?」。
ビールなのに、炭酸は抑えめで甘くて香ばしい味。ビールなのに、飲み干した後もじんわりと喉の奥がアルコールで温まる感触。まるでウィスキーやリキュールのような飲みごたえを感じました。ビールを長期熟成させるとこんな飲み物になるんだと、圧倒されました。
デッド・ガイ・エールにおすすめしたいペアリングは、ブルーチーズピザです。是非、お試しください!
「デッド・ガイ・エール」はどこで買える?
正規輸入元サイトや楽天等のオンラインショップでご購入いただけます。