世界屈指のIPAがタップで飲めるBrewDog 六本木に行ってきました
更新日:2020.05.16 / 投稿日:2019.08.17
クラフトビール界の“パンク”といえば、シドヴィシャスでも清志郎でもハイスタでもなく、スコットランドで生まれたBrewDogの「パンクIPA」。
23才の若き醸造家によって“世界一のIPA”を目指し採算度外視で造られた至高のビールと言われる名高いビールです。
今回訪れたのは、アジア圏で初の直営店として2014年にOPENした「BrewDog六本木」。
真夏の炎天下、世界トップレベルのBrewDogをタップで頂いて参りましたので早速レポート致します!
- 店舗情報
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店舗名:BrewDog 六本木
住所:東京都港区六本木5-3-2 斎藤ビル1F
TEL:03-6447-4160
URL:http://brewdogbar.jp/roppongi/
取り扱いビール:IPA、ペールエール、ラガー、レッドエール、スタウト、限定ビール等
BrewDog 六本木のある場所
六本木通りから芋洗坂を登り途中左手に進むとほどなくしてBrew Dog 六本木があります。
黒色の外壁で派手派手しくなく、こじんまりとした第一印象。
都心の繁華街の一角ですが、若者よりは大人世代や海外からの旅行客が多く、落ち着いた雰囲気もあります。
私が来店した時間帯は17:00頃でしたので、夏休み中の家族づれも和気藹々と散策していました。
夜になるとおそらく結構暗くなりそうな周辺でしたが、店舗の対面にはセブンイレブンがあるのでそちらも目印になると思います!
BrewDog 六本木の店内の様子
一歩足を踏み入れると、まるで海外のビアバーにいるよう!
ウッドやレンガのクラシカルな壁にアイアンの椅子やネオンが飾られ、洗練されたおしゃれな空間です。
実はこの家具はイギリスから直輸入しているそうで、日本にいながらにして本場イギリスのビアパブの雰囲気を味わうことができるという嬉しいこだわりっぷり。
外観からはコンパクトなお店を想像していましたが、店内は奥行きがあって広々としていました。
カウンター上のサイネージには映画館のスケジュール風にメニューが表示されています。
手元のメニュー表の方が読みやすいけど、あえてスクリーンで読みたくなるこのワクワク感、アイディアが最高です!
カウンター内、左に見えるロゴ入りサーバーは、内部が空洞になっていてファンで冷風を送ってビールを注ぐ直前まで温度が変わらない仕組みになっているそう。
BrewDogでは定温コンテナ輸送で徹底した温度管理のもと輸入されたクラフトビールを提供しているそうで、本場スコットランドそのままの味わいを最高の状態で楽しむことができます。
ちなみに右の壁に埋まっているのは、ゲストビール用のタップ。全国各地のクラフトビールも味わえます。
スタッフの方々は全員海外出身のようでした。NY出身のフレディーさん(写真右)は、見た目はパンクですがとても気さくに色々な話をしてくれたので、気軽に声をかけてみてはいかがですか?
BrewDog 六本木で頂いたビール
今回はビアフライト(飲み比べできるテイスティングセット)で以下4種のビールを選んでみました。
Punk IPA(パンクIPA)
さすがの一言に尽きてしまうような、絶品IPAでした。
想像していた強烈な印象よりも、爽快で飲みやすく、苦味が心地よく飽きない。
4種の中で一番泡持ちがよく、きめ細やかでした。
個人的には一番好みだったので、特におすすめしたいビールです。
Dead Pony(デッドポニー)
爽やかなホッピー感とシトラスの香りが感じられる軽やかなセッションIPA。
後味に苦味が残るのが印象的でしたが、ABV(アルコール度数)も3.8%と低いので飲み口が優しかったです。
Punk IPAだとちょっと強すぎる…と感じる人にはおすすめです。
Elvis Juice(エルビスジュース)
グレープフルーツを使ったIPAです。
Punk IPAやDead Ponyと比較して突出している特徴は、フルーツの「甘み」。
苦味や酸味も後から味わえますが、全体的な風味はまったりとした優しい感じ。
フルーツビールならではの穏やかな味わいでした。
Zombie Cake(ゾンビケーキ)
名前のインパクトからオーダー決定。
ナッツの香ばしい香りとバニラの甘く豊かな香りがまるでデザートのよう。
コーヒーの苦味が後から追ってくるので、見た目の印象ほどクセはなく飲みやすかったのが新体験でした。
BrewDog 六本木で試したペアリング
外は猛暑だったので、ペアリングにはアイスを合わせたい!ということで、デザートメニューに唯一ある“MONAKA ICE”を注文。
出てきてびっくり、和菓子風の“最中アイス”が登場し沸きました。
小さな鯛焼きもついてきて尚のこと嬉しい。
最中アイスの中身は、ティラミスのようなコーヒーっぽいアイス(写真左)と、ラズベリーのシャーベット(写真右)。
ペアリングをしてみた結果、ベストマッチは…
● ティラミスアイス × デッドポニー
苦味や甘みが深いティラミスアイスが、デッドポニーの尖った苦味を丸くまとめる感じで、マイルドな味わいに変化。
● ラズベリーアイス × エルビスジュース
ラズベリーアイスのフルーティーな酸味が、エルビスジュースのまったりしたグレープフルーツの甘みを爽やかにし、飲み心地が軽やかに。
と、勝手ながら吟味した上で選ばせていただきました。
私自身も想像していない組み合わせが意外と合うことを発見し、BrewDogの楽しみ方の幅が広がった感じがして嬉しかったです。
夏の時期はアイスもビールも欲してしまう!という方、ぜひあなた好みのペアリングを見つけてみてください!
まとめ
今回訪れたBrewDog六本木は、都心の一角にある本場イギリスのビアパブの雰囲気を味わえる世界トップレベルのクラフトビールバーでした。
タップには缶や瓶では味わえないフレッシュさに感動することが度々あります。ここBrewDog六本木は、まさにクラフトビールファンにとっては夢のような場所であり、ビギナーの方にもおすすめしたい指折りのお店であることを身をもって実感しました。
美味しいビールが飲みたい方はもちろん、はたまた海外旅行が好きな方、東京の観光巡りの目的地を探している方も、旅をするような気分で一度BrewDog六本木に足を運んでみてはいかがでしょうか?
取材・文・写真 = Yuko(CRAFT BEER TIMES編集部)