反射炉ビヤ「頼朝」チョコレートやココアのような甘苦さが心地よいクラシックなポーター
更新日:2020.05.11 / 投稿日:2020.05.10
反射炉ビヤ「頼朝」は、ドライでライトな飲み口と芳醇なロースト香が特徴のポータースタイルのビールです。
- このビールの特徴
-
- 黒ビールらしいチョコレートやココアの香り
- さらっとした程よい甘さ
- 飲みやすさとコクの両立
基本情報
価格 | 600円(税込) |
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内容量 | 330ml |
アルコール度数 | 5.0% |
IBU | 25 |
ビアスタイル | ポーター |
国 | 日本(静岡) |
醸造している反射炉ビヤとは?
反射炉ビヤは、静岡県・伊豆韮山にあるブルワリーです。
醸造所の名前にある「反射炉」とは純度の高い鉄を精製するための溶鉱炉で、伊豆韮山の反射炉は江戸時代末期に国防のための大砲製造に使われていました。この反射炉は2015年には世界遺産に登録されています。
反射炉ビヤの前身である「蔵屋鳴沢」は、明治時代から韮山反射炉の目の前で日本酒蔵と茶店を営んでいました。
1994年の地ビール解禁に合わせて、韮山に訪れる旅客をもてなすためにビール事業に参入されました。
反射炉ビヤのつくるビールは、バラエティの豊かさと品質の高さはもちろんユニークなネーミングも評価されています。
ビールのコンセプトがしっかりとしており、そのネーミングにふさわしいビアスタイルが採用されている点は反射炉ビヤの大きな魅力のうちのひとつです。
ポーターってどんなビアスタイル?
ポーターはイギリス・ロンドン発祥の上面発酵タイプの黒ビールです。
18世紀初頭に生まれた歴史あるビアスタイルです。
焙煎したローストモルトを使用するため色は濃く、コーヒーやチョコレートのような香ばしさを感じることができます。
ちなみに、アイルランド発祥の「スタウト」は、このポーターから進化したビアスタイルです。
コンセプト
イングリッシュホップを使い、伝統に立ち返って製造したブラウンポーターのスタイル。キャラメルやチョコレートの香りを実現するために、チョコレートモルトの選定にこだわってレシピを仕上げました。
東国の武士・豪族を次々と味方につけ、平家を打ち破って鎌倉幕府を築いた源頼朝。その政治的手腕と人材掌握力によって築き上げた先進的な組織幕府の形態は、約700年後の王政復古の大号令まで存続しました。英国ブラウンポータースタイルの黒ビールの伝統、ほのかに甘い香りが残る長い余韻、といった存続性を目指す意図で、「頼朝」の名をいただきました。
出典:https://kuraya-narusawa.co.jp/brewing/beer/頼朝/
パッケージ
独特な和テイストのタッチが独特のデザインです。
名前の由来である源頼朝のキリッとした表情と、紫色の夜空に染まった反射炉がクールな雰囲気を醸し出していますね。
反射炉ビヤ「頼朝」を飲んでみた感想
苦味 | ★★★ |
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酸味 | ★★ |
コク | ★★★ |
香り | ★★★ |
のどごし | ★★★ |
外観はしっかりとした黒色で、フチがわずかに赤茶色を帯びています。
泡立ちはきめ細やかでクリーミー。持続もしっかりとありました。
香りにはあっさりとした焙煎香を感じます。
ココアやチョコレートのような甘さ、コーヒーのような酸味があります。モルトからくるカラメルの甘苦い要素もわずかながら感じます。
味わいはとても飲みやすいです。
するっと喉を通る滑らかな口当たり。甘みは抑えられており、苦味も穏やかです。
後味には唾液の出るようなじわっとした酸味があり、香ばしさが良いんに残ります。ボディはライトからミディアムの中間で、とても飲みやすい仕上がりです。
コクがありながらさらりとしたポーターでした。
チョコレートやココアの風味が心地よいですが、甘さと苦味は控えめでドリンカブルです。アルコールの重さもほとんど感じられません。
3時のおやつのお供にも最適な軽やかな一杯です。
是非みなさんもどうぞお試しください。
反射炉ビヤ「頼朝」はどこで買える?
楽天などのオンラインショップでご購入いただけます。