ギルガメッシュ「ダグ・フェロウシャス」アメリカが本気を出した衝撃の苦みと馨しいモルトのダブルIPA!
投稿日:2019.09.26
商品概要紹介
「ダグ・フェロウシャス(Doug FIRocious)」は、オレゴン州のギルガメッシュ・ブリューイングがつくるダブルIPAビールです。
Douglas Firはベイマツ(アメリカ産マツの木)、Ferociousは 猛々しいという意で、それらをもじった商品名がつけられています。
- 基本データ
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値段:1本あたり469円(税込)
内容量:355ml
アルコール:8.7%
IBU:87
ビアスタイル:ダブルIPA
国:アメリカ(オレゴン州)
醸造しているギルガメッシュ・ブリューイングとは?
2009年にアメリカのオレゴン州に誕生したギルガメッシュ・ブリューイング。
自家醸造が好きだった父と息子の3人で、地元の町・セーラムにてゼロからつくりあげたクラフトビールブランド。地元愛の強い彼らは、ビールとその地で取れたホップや原料を用いて独創的なクラフトビールをつくるスタイルを貫いています。
水の使用量を抑えたり廃棄物量も減らすことで、エコフレンドリーな醸造所としても注目されています。
ダブルIPAってどんなビアスタイル?
ダブルIPAは通常のIPAよりアルコールやホップ、麦芽など全てにおいてレベルアップしたIPAです。
通常のIPAに比べて、特に麦芽の甘味が強めに感じられます。
「ダグ・フェロウシャス」のコンセプト・パッケージについて
コンセプト
A Beer for Everyone(全ての人のためのビール)
パッケージ
以前レビューしたHazy IPAと同じくマットな質感の缶で、店頭に他のビールたちと並ぶとそのかっこよさが光ります。
全面的に文字を配列させるタイポグラフィをあしらったパッケージで、色味は赤と黒とゴールドと、マッチョな見た目が特徴です。
「ダグ・フェロウシャス」を飲んでみた感想
苦味 | ★★★★★ |
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酸味 | ★★★★ |
コク | ★★★★★ |
香り | ★★★ |
のどごし | ★ |
- 編集部感想
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香りはゆっくり深呼吸するように嗅いでみると、微かだけどつんざくような酸味を感じた後に芳醇な甘みが追いかけてきます。とても独特で私には馴染みのないビールの香りでした。
液色は濃い銅色で、見た目からもただ者ではない重厚感と圧が感じられます。先日飲んだ箕面のダブルIPAよりも赤に近い銅色です。
実際に飲んでみると、酸味が鼻から抜けながら、舌ではコクが深いモルト感が立ちこめます。8.7%とアルコールも強烈なのでゴクゴクと飲み進めるのは難しく、口の中でなんどもくゆらしてやっと飲みこむタイプいう印象。
苦みを表すIBUも87(通常ビールは0から120の間でIBU数値が決まる)とバッキバキに高いビールですが、いわゆるIPAのような爽やかさのあるホップの苦みというよりは、熟成された邪悪な苦みというイメージ。。正直とても難しいビールなので(それが面白いのですが)、IPAと思って飲むとしっぺ返しを食らいそうです。
しょっぱなから少量をちびちびと飲んでいましたが、徐々にアルコールの強さが押し寄せてしまうので、後半は思い切ってクッと喉で飲んでみました。すると鼻から抜ける強いアルコール感が心地よく感じられたので、これもダブルIPAの味わい方の1つかなと思います。
ペアリングにベトナム土産のMAROUチョコ(カカオ78%)を合わせると、アルコールや苦みが驚くほど緩和され飲みやすくなりました。クセモノ同士のペアリングでしたが予想以上のマッチングが生まれ感動しました(笑)
IPAブームの火付け役であるアメリカ西海岸が本気出してダブルIPAを作ったらこうなるのかー、もう参りました、とノックアウトよろしくな強烈ビールです!
ぜひ、勇者はお試しあれ!!!
「ダグ・フェロウシャス」はどこで買える?
探してみましたが、残念ながらオンラインで販売されているショップはないようです。
成城石井で購入することができましたので、是非店舗を探してみてください。